オバボタル(姥蛍) ホタル科マドボタル亜科(またはオバボタル亜科)
体長は10ミリ前後で、メスのほうが大きい。低山地の森林や林縁で見られる。
全身が艶のない黒色で、前胸背部に一対の赤い斑紋があるが、
前胸背板は透明で、内部に赤い模様があるのが透けて見えている。
頭は前胸の下に隠れて見えない。姿形はヘイケボタルに酷似している。
昼行性で雌雄とも腹部の末端近くに一対の発光器があり、幼虫は赤色の弱い光を発するが、成虫は光らないので発光しながら飛翔することはない。
ヘリグロリンゴカミキリ(縁黒林檎噛切) カミキリムシ科フトカミキリ亜科
体長8~13ミリ。
黄褐色で頭部は黒色、上翅の側縁に黒い筋があるが、色彩には変異がある。
ホシベニカミキリ(星紅噛切) カミキリムシ科
暖地性のカミキリムシで、寄生植物はクスノキ、ヤブニッケイ、タブノキ、シロダモなど。
体長18~25ミリ。体は黒色だが、鞘翅は鮮やかな濃い朱赤色で大小の黒紋がある。
通常、昆虫の斑紋は左右対称で規則的であるが、本種の斑紋は左右非対称になっていて、個体ごとに異なる。通常2年1世代で、成虫で越冬する。