カナリーヤシ・雄花 ヤシ科ナツメヤシ属
別名:フェニックス
学名:Phoenix canariensis
北アフリカ西岸にあるカナリア諸島の原産、耐寒性が強い常緑小高木。
葉は羽状、葉軸に付く小葉の基部を表から見たとき、断面がV字になっている。
雌雄異株で花は淡い黄色、雄花序はススキの穂状のようになり、
雌花序はホウキ状に分岐する。雄花は径約9ミリ。雌花は約5ミリ。
図鑑などでは、花期は4~6月となっているが、撮影は1月であった。葉軸に付く小葉の基部を表から見たとき、断面がV字になっている。花は淡い黄色。雄花は径約9ミリ。
タマシダ(玉羊歯) ツルシダ科タマシダ属
学名:Nephrolepis cordifolia
温暖な地域の沿岸域に分布する常緑性のシダ植物。
葉は通常40~50センチだが、長いものは80センチにもなる。
根の一部が2センチほどの球状になり、水分を貯蓄できる。
降水量の多い地域では樹木に着生していることも多い。
写真はカナリーヤシに着生していたが、乾燥と寒さの所為かあまり元気がない。
アキニレ(秋楡)・枯れた果実 ニレ科ニレ属
本州中部以西に分布する落葉高木。
痩せ尾根、河原などに生育しており、良く発達した根によって乾燥した痩せ地にも定着する。秋になって葉が落ちてもなかなか果実は枝から離れない。
果実は長さ1センチ程度、翼があり、強風によって飛ばされて散布される。
ニレ属の仲間の中で、唯一秋に開花するのでアキニレ。
マルバデイゴ(丸葉梯姑) マメ科
学名:Erythrina crista-galli var. 'Maruba-Deiko'
アメリカデイゴ(ナガバデイゴ)の園芸品種といわれる。
ブラジル南部原産の落葉低木で、日本には江戸時代末期に渡来した。
アメリカデイゴより小葉が卵型で幅が広い。
全縁でやや厚く表面は光沢があり、裏面は白っぽい。
花期は6~9月。雌雄同株。
落葉しないで頑張っている緑がかった葉が多かった。葉は枯れていたが落葉していない。
キバナシュクシャ(黄花縮砂) ショウガ科シュクシャ属
学名 Hedychium gardnerianum
ヒマラヤ、ネパール地方の高地原産の半耐寒性多年草。
関東以西では戸外で越冬出来る。
草丈は100~150センチ、夏~秋に開花する。
世界の外来侵入種ワースト100に選ばれている。
同属の仲間に
ニクイロシュクシャ、
ハナシュクシャがある。
撮影は1月だが、開花する前の外花被が見える。寒さでかなり傷んでいる。