ギンムクドリ(銀椋鳥)・雄 スズメ目ムクドリ科
学名:Sturnus sericeus
英名:Silky Starling
公園の中を池に向かって歩いていたら、前方の池の端にカメラマンが大勢集まって一方に大砲を向けていた。どうやら、かなりの珍鳥が飛来しているようだ。
大砲の先の木にはムクドリの大群が止まっていた。どこにいるのか・・・目を凝らしてカメラを向けたら、一斉に対岸の木に飛んでいってしまった。1羽だけ、ポツンと離れて止まった。バードウォッチングの数団体も集まってきて、大変な人だかりだ。
また戻ってくるから・・・という声がしたので、しばらく待ってみた。
案の定、元いた木に戻ってきて、草原に下りて、カメラマンたちを気にすることもなく意外に近づいてくれた。
誰かがギンムク、ギンムク、銀色してるから・・・。
どうやらここには2月初めころから飛来し、ムクドリの群れに混じっているらしい。
関東では珍鳥らしいので、ずらずら~っと写真を並べます。こんなに大きくクチバシを開けていた。雄は頭部が黄褐色、体は青灰色。尾羽は黒色で、翼も黒色だが、初列風切、次列風切の基部あたりに白斑がある。足は橙色で、嘴は基部が赤く、先端が黒い。虹彩は暗褐色である。
雌は全体に褐色みを帯びている。
主に中国東南部で繁殖し、冬季は東南アジア、フィリピンで過ごす。日本、特に関東では数少ない冬鳥または旅鳥。12~3月頃に観察されることが多く、ムクドリの群れに混じることがある。
全長24センチ。