長く続く梅雨、晴れそうも無いので、現地で降らないことを期待して高尾山へ。
6号路を花や虫を撮りながら山頂へ、スミナガシのポイントを探して暫時待機。
撮影:6月中旬
スミナガシ(墨流蝶) タテハチョウ科タテハチョウ亜科スミナガシ属
低地から丘陵地の雑木林に生息し、5~8月に発生する。個体数は少ない。
アワブキ科の落葉小高木の樹液を吸うが、熟した果実などの果汁を吸うこともある。翅色は前後・表裏とも青緑色を帯びた灰黒色が地色で、白斑が点在する。
前翅長約32ミリ、開帳約65ミリ。
赤い口吻(吸管)をのばして吸汁。曇っていたのと、鬱蒼とした葉陰で本来の艶っぽい青緑色がでない。スズメバチを警戒しながら樹液を吸っていた。
ヒオドシチョウ(緋縅蝶) タテハチョウ科タテハチョウ亜科タテハチョウ属
日本亜種は主にエノキの樹液を吸汁し、成虫はそのまま越冬します。
早春から再び飛び始め、エノキなどの新芽に産卵する。
孵化した幼虫が新芽を食べて成長して初夏に羽化し新世代の成虫となる。
翅表はくすんだ橙赤色で、黒色の斑点がある。
翅裏は地味で枯葉に似た黒褐色。
前翅長35ミリ、翅の開長は70ミリほど。
手摺りの丸太で休んでいた。かなり待っても翅を開かなかったが、薄日が差したら翅を開いて日光浴。
アカタテハ(赤立羽蝶) タテハチョウ科タテハチョウ亜科
ヒメアカタテハに似ているが、後翅表面に褐色部分が多い。
後翅の裏面の模様が複雑で美しい。
前翅の長さは約30ミリ。
サトキマダラヒカゲ(里黄斑蔭蝶) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
ヤマキマダラヒカゲと酷似していて、区別は難しい。
前翅長30ミリ。
スジグロシロチョウ(条黒白蝶)・産卵 シロチョウ科シロチョウ亜科
モンシロチョウによく似ているが、翅に黒っぽい濃い茶色の条がある。
特にメスのほうが条模様が明瞭で濃く出る。
広い草原より、比較的薄暗い林縁などを好む。
前翅長30ミリ前後。
花はイヌガラシ?