撮影:5月初旬
オオアマナ(大甘菜) ユリ科 オーニソガラム属(オオアマナ属)
ヨ-ロッパ、西アジア、アフリカ原産の宿根草。明治の頃、渡来し野生化した。
花茎は長さ20センチ程で、上部で穂状に分枝し、先端に直径3センチの白い6弁花をつける。子球が多く、鱗茎は子球からの葉の束で取り囲まれる。
葉は長さ25センチ程で幅5ミリ位と細長く、葉の表は溝のように窪み、白い筋が入っている。ホソバオオアマナの葉より細い。
学名:Ornithogalum umbellatum
新宿御苑のラクウショウの森、その気根の周囲にびっしり群落している。そこにある名札に「ホソバオオアマナ」、学名 Lamium album var. barbatumと書かれていた。この学名は「オドリコソウ」のものなので完全に間違い。気になって調べてみた。どうやら和名も間違っているようだ。正しくは「オオアマナ」であった。多分、葉が細いので「ホソバオオアマナ」と早合点してしまったのだろう。
ツリガネズイセン(釣鐘水仙) ユリ科 ツルボ属
ツルボの仲間で、葉っぱは水仙に似ている。耐寒性球根多年草。
花は径2センチぐらいの釣鐘形で先端は6裂し、青・白・桃・紫色などがある。
ヨーロッパ原産の球根植物で、明治末に渡来した。
学名:Scilla hispanica