撮影:9月中旬(千葉県東金市・雄蛇ヶ池)
東金ダムへ寄り道して、目的のノササゲだけ見てから、すぐに雄蛇ヶ池へ向かった。ダム湖は人工臭がぷんぷんして乾いた感じがするが、雄蛇ヶ池は自然の癒しがあった。実際にはここも人工的な灌漑用貯水池だが、江戸時代1614年(慶長19年)完成なので、自然が溢れていた。
シロバナサクラタデ(白花桜蓼) タデ科イヌタデ属
学名:Persicaria japonica
湿地に生え、茎は直立し高さは30~100センチになり、紅色を帯びる節がある。
鞘状の托葉は長さ10~25ミリで、粗い伏毛があり、縁には長毛が生える。
花被片(花弁はなく萼片)は白色で長さ約4ミリ、花径約5ミリ。
よく似たサクラタデは花被片が淡紅色で長さ約6ミリ、花径約8ミリと大きい。
シロバナサクラタデとサクラタデはよく似ていて、識別するのは難しい。
取り敢えずシロバナサクラタデとした。枝先に花序を数本出し、花を多数つける。
コバノカモメヅル(小葉鴎蔓) ガガイモ科カモメヅル属
山野の草原や湿地に自生する蔓性の多年草。
7~9月に暗紫色の星型の花をつける。裂片は細長く、先が明瞭に捻じれる。
名前にコバノと付くが、ただのカモメヅルやオオバノカモメヅルという種はない。
花の直径は10~15ミリ。白い中央部の周囲には小さな副花冠がある。
一般に副花冠は暗紫色だが、淡い黄色だった。何故?調べても?だった。茎はよく分枝して伸び、他の木や草に巻きつく。