撮影:5月下旬(東京都八王子市裏高尾)
日影沢林道は花が少なくがっかりでした。
フタバアオイの他には目ぼしいものがありませんでしたが、オウギカズラは初見でした。
オウギカズラ(扇葛) シソ科キランソウ属
山間の湿り気のある木陰や谷筋に生える多年草。草丈10~20センチ。
葉は対生し、葉縁に深い切れ込みがある。
花は上部の葉腋に数個ずつ咲かせ、花筒の長さ約2~2.5センチの唇弁花。
花色は淡紫色~紫色、花弁には濃紫色の筋が入る。
本種はかなり淡い紫色で、ほとんど白色に近く見えます。初見初撮りでした。
ラショウモンカズラ(羅生門葛) シソ科ラショウモンカズラ属
山地の林内の湿った場所や渓流沿いに自生する多年草。
高さは30センチくらいになる。
葉は対生し、形は三角状の心形で、葉縁は鈍い鋸歯状になる。
唇形の鮮やかな紫色の花を、2~3個のまとまりになって数段につける。
時期が遅かったのか、前日の雨の影響なのか、花が傷みかけていた。
花冠の長さは4~5センチで、シソ科の植物としては大きな花です。
(参考:以前に撮った花はこちら→
画像1、
画像2)
ウワバミソウ(蟒蛇草) イラクサ科ウワバミソウ属
日本全土の山地の谷筋の湿った場所に群生する多年草。
草丈は20~50センチ、葉は茎の上部に2列に互生する。
雌雄同株異花で、1~2センチの花柄のある雄花序が先に咲く。
花色は淡い緑白色。
花は数ミリと小さく、林下の薄暗さとそよ風とで、まともに撮れなかった。
(参考:以前に撮った雄花の画像がこちら→
画像)