撮影:6月上旬(東京都八王子市)
八王子城跡に到着して、すぐサンコウチョウに出合った訳ではない。
着いてすぐに、10人ほどで陣取っていた集団の中に混じって、サンコウチョウの登場を待った。
顔に纏わりつくうるさい小さな虫を払いながら、1時間以上待った。
偶に遠くから鳴き声が聞こえるが・・・ついに待ちきれずに下の林道を歩くことにした。橋の下を潜り少し進んだ草地に、サイハイランが一株だけひっそりと咲いていた。
サイハイラン(采配蘭) ラン科サイハイラン属
丘陵から山地のやや薄暗い湿潤な林などに生える常緑多年草。
根元から花茎を出し、長さは30~50センチ、花は細長く約3センチ。
ここから引き返して間もなく、頭上でオオルリが綺麗な声で囀りはじめた。
オオルリ(大瑠璃)・雄 スズメ目ヒタキ科
雄は頭から背中、尾も含め光沢のある青で、顔、喉は黒く、腹は白い。全長約16センチ。夏鳥。
しかし、薄暗い林下だが、上を見上げて撮れば空が明るく、オオルリはまるで影絵。
ここでも露出をプラスに補正したので、背景はハレーション。
大きな声でいつまでも大サービス!
囀りの合間には羽繕いも披露してくれた。
翼の色が、まだ青くなりきっていないので、若い雄なのでしょうか。それとも光の当たり方?
辺りをキョロキョロして雌を探す?
また大声で囀りはじめた。
この後、別の大砲群に混じって、サンコウチョウをゲット。