撮影:6月中旬(東京都・葛西海浜公園西なぎさ)
西なぎさの西側はコアジサシが営巣しやすいように、保護のためのロープで囲ってある。浅瀬で寛いだり、海上を飛翔するコアジサシは居るのに、営巣保護区の上空を飛ぶコアジサシは全く居なかった。
本当に抱卵しているのだろうか。コアジサシ(小鯵刺)の抱卵 チドリ目カモメ科アジサシ属
全長25センチ前後。夏羽は頭頂部が真っ黒。絶滅危惧Ⅱ類(VU)
巣は中州などの砂礫地に浅いくぼみを掘って作り、じかに卵を産む。
かなり奥のほうで、一羽だけ砂礫地に座り込んで抱卵していた。
ときどき水飲みのためか、餌取のためか、離れることがある。
この合間に、コアジサシが座り込んでいた場所を双眼鏡で覗いてみたが、卵は無かった。
卵は長径30ミリほどあるので、あれば見逃すことは無い。
数年前に見た放棄された巣の卵は→
こちら。
西なぎさは公園なので、人が散歩したりするため、落ち着いて抱卵できないのかもしれない。
辺りをキョロキョロ見回していた。
いつになっても来ない番いとなる相手を辛抱強く待っているのだろうか。
立ち入り禁止の中州、東なぎさでは、抱卵しているのかな。