撮影:9月下旬(千葉県成田市・坂田ヶ池総合公園)
池の周囲の散策路、見上げるような傾斜した林内で一本だけ白い花が楚々と咲いていた。
久しぶりに出合ったオケラの花。周囲を探して見たが、これ一本だけでした。オケラ(朮) キク科オケラ属
学名:Atractylodes japonica
山地の木陰に生える多年草。茎は細くて硬く、高さ80センチくらいになる。
頭花は白色で径2センチほど、アザミに似て筒状花だけの房状の頭状花序となる。
小花の花冠は白色で長さ約10ミリ、筒状花の先は5裂する。
雌雄異株で、雄花では柱頭の先端は開く程度だが、雌花では開いて反り返る。
頭花は羽状に裂けた魚の骨状の苞葉に囲まれている。
葉は変異に富み、単葉のもの、完全に複葉になっているもの、中間のものがある。
ノササゲ(野大角豆) マメ科ノササゲ属
別名:キツネササゲ(狐大角豆)
平安時代に帰化した蔓性多年草で、山地の林縁や道端などに生える。
葉は互生し、3小葉からなる3出複葉。
花は、葉の腋から出る総状花序につき、長さ20ミリほどの淡い黄色の蝶形花。
笹の茎に蔓が巻きついていた。