撮影:3月中旬(東京都江戸川区・葛西臨海公園鳥類園)
葛西臨海公園駅を降りて真っ直ぐ鳥類園へ向かった。鳥が少なかったので自然に花に目がいってしまった。花よりも鳥が好きというわけではない。もともと花が好き、蝶や蛾などの虫も好き。春爛漫というほどではないが、遊歩道のあちらこちらで花が咲き始めていた。かなり久しぶりに花をたくさん撮った。蝶や蛾は全然いなかった。オウバイ(黄梅) モクセイ科ジャスミン属
中国原産の落葉低木。江戸時代初期の頃に渡来したという。
花の直径は2センチ。よく似たオウバイモドキの花は直径4センチと大きい。
黄色い花より終わりかけて白くなった花びらが清楚な印象(葉っぱは別の植物です)ナワシログミ(苗代茱萸) グミ科グミ属
苗代を作る頃に果実が赤っぽく熟す。
果実は長楕円形で長さ10~15ミリ。
食べられるが甘味は薄く渋味が強いリョクガクバイ(緑萼梅) バラ科サクラ属
普通の梅は萼が赤いが、この品種の萼は黄緑色で、若枝も黄緑色が強い。
うっかりして萼が見える角度で撮らなかったニシキマンサク(錦満作) マンサク科マンサク属
マルバマンサクの変種で、日本海側の山地に自生する。
花弁の基部から中ほどにかけて赤味がある。
黒っぽい紅色の萼に惹かれたトサミズキ(土佐水木) マンサク科トサミズキ属
早春、葉が出る前に、一つの蕾から6~7個の淡い黄色の花を穂状に下向きにつける。
花序の長さは約8センチ。
淡い黄色の花弁から突き出た赤色の葯が可愛いサンシュユ(山茱萸) ミズキ科サンシュユ属
花は葉が開く前の早春、枝先に黄色い小花を20~30個集合して放射状に咲かせる。
近くで見るよりも少し離れて眺めるほうがきれい