撮影:6月20日(成田市・坂田ヶ池総合公園)
スカッとした晴天。21日から本格的な梅雨に入りそうなので少し遠出した。
と言っても、車で高速道を走って一時間少々ですけど。
蛾を丹念に探しても大物は見つからず、小物ばかり。
ありふれた蝶が寂しさを慰めるように、ときどき周辺をひらひらしてくれた。プライヤハマキ(Pryer葉巻蛾) ハマキガ科ハマキガ亜科 (初見)
前翅長7ミリ。この個体は夏型で、トゲのようなものは特殊な鱗粉。
プライヤは日本の蛾の調査などに貢献したイギリス人の名前。横から見るとトゲのようなものが突き出ているのがわかる。
クロスジキヒロズコガ(黒筋黄広頭小蛾) ヒロズコガ科ヒメヒロズコガ亜科 (初見)
前翅長5ミリ。
歩いていたら足元から飛んで近くの草に止まった。低い草だったので、小型デジカメのモニターを覗き込めなくて、ピントが合った時のピッという音を頼りに撮った。ひげが長く、尾部にはふさふさした毛が立っている。
キオビベニヒメシャク(黄帯紅姫尺蛾) シャクガ科ヒメシャク亜科 (再々見)
開張14ミリ。前翅長6ミリ。
地色は淡黄色で、前翅と後翅の外縁沿いに赤紫色の帯がある。
コミスジ(小三条蝶) タテハチョウ科
開張約50ミリ、前翅長24ミリ。
タテハチョウの仲間は翅を閉じて止まるが、コミスジやイチモンジチョウは開いて止まることが少なくない。イチモンジチョウ(一文字蝶) タテハチョウ科
開張約60ミリ。
倒れた細い茎が邪魔。
ルリシジミ(瑠璃小灰蝶) シジミチョウ科
前翅長は約15ミリ。
表面は飛んでいるときしか見られないが、瑠璃色(水色~青色)。
極く偶に一瞬だけ翅を開くので、カメラを構えて待ってみたが辛抱しきれず退散した。ベニシジミ(紅小灰蝶) シジミチョウ科
前翅長は約16ミリ。
どこでもいつでも見られる普通のシジミチョウ。