撮影:8月28日(千葉市加曾利貝塚公園)
最近、加曾利貝塚づいてしまったようです。
ある程度近いのと、起伏がないので歩くのが楽というのもあります。
しかし、何度も通えば同じ花や昆虫を見ても珍しくなくなってしまいます。
それでも季節が変われば珍しいものが見られるのかなと当てにならない期待があります。
どの花も広い草原で雑草に埋もれながらも、たくましく咲いていました。7月中旬に教えて頂いて初めて見たスズサイコ、まだ元気でした。
早朝に行けば咲いている花を見られるかもしれません。
スズサイコ(鈴柴胡) ガガイモ科カモメヅル属
葉腋に花序をだし、直径1~2センチの黄褐色の花をまばらにつける。
花は早朝に開き、日が当たると閉じる。花期は7~8月。
茎はかたくて細く、高さ0.4~1メートルになります。
花が風に揺られボケてしまうので、手で押さえると剛毛がチクチクして痛い。
雌雄異花なのを忘れていて、雄花ばかり撮ってしまった。画像をさがしても雌花がない!
アレチウリ(荒地瓜) ウリ科アレチウリ属
北米原産。
在来の生態系を破壊するので、駆除すべき「特定外来生物」に指定されている。
雌雄それぞれの花序を出し直径1センチほどの黄白色の花をつける。
剛毛がチクチクして痛い。
雄しべの葯は雌しべのように一つに塊っている。
この花に出合うといつも、センニンソウかボタンヅル(牡丹蔓)かと迷ってしまい、
結局、後で帰ってから調べよう・・・となってしまいます。
センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属
近縁種のボタンヅルに花が似ていますが、葉っぱは全く異なります。
雄しべが花弁(実際はガク片)より短い。
近在では、昔、ダンゴバナ(団子花)と言っていました。
ワレモコウという洒落た?名前は、当時知る由もありませんでした。
ダンゴバナ(団子花) バラ科
正式にはワレモコウ(吾亦紅)といいます。
野に咲く丸いダンゴのような花で、小さい花がダンゴ状に集まって一つに見えます。
花弁はなく、赤紫色の部分は小花の4枚の萼片です。
昔は山野のいたるところに咲いていましたが、
最近はポツンと1本だけ咲いていることが多いです。
千葉県では環境省の準絶滅危惧種に相当する一般保護生物に指定されています。
オミナエシ(女郎花) オミナエシ科
秋の七草の一つの多年草。
ここ加曾利貝塚で7月初旬に咲いているサガミランを見ました。
マヤランやサガミランは季節外れにも咲くらしいですが、この株は難しそうです。
サガミラン(相模蘭) ラン科シュンラン属
常緑林内に生える葉のない腐生植物の多年草。