撮影:10月12日(千葉市・県立中央博物館付属生態園)
どんよりと暗く曇っていた。
林のなかは暗くて撮り難かったが、開けた草地に出ると明るかった。
たまに一瞬だけさっと陽が差すことがあっただけで、散策者は他にいなかった。
ツクバトリカブト(筑波鳥兜) キンポウゲ科 トリカブト属
ヤマトリカブト群の一種で、丘陵地の林縁などに生える多年草。
茎は直立すると80センチ前後になる。葉は互生し3~5全裂する。
秋に、花茎の上部にいくつかの青紫色の長さ4センチほどの兜型の花をつける。
全草に強い毒性があり、食べると死にいたる危険がある。
散策路沿いに咲いていた植栽種。種子を蒔いて育てたらしい。
ハマナデシコ(浜撫子) ナデシコ科ナデシコ属
海岸の崖地や砂浜に生育する。茎の高さは50センチほどになる。
花は紫紅色で、花弁の長さは6~7ミリ、花径15ミリ。花期は6~11月。
トネアザミ?(利根アザミ) キク科アザミ属
山野のどこでも見られ、花は横向きに咲いている。
頭花の総苞の棘が反り返っている。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
要注意外来生物として侵略的外来種ワースト100に指定されている。
茎は高さ2メートルを越えることもあり、ススキなどの在来種と競合する。
花は初秋から咲き始め、たくさんの枝に小さな頭花が多数つく。
一時期、花粉症の原因と言われたが、花粉を飛ばさないので濡れ衣であることが判明した。
花粉症の原因となるのはブタクサであり、どちらも外来種。