丘陵と植物園
コウヨウザン(広葉杉) スギ科コウヨウザン属
中国南部原産、日本には江戸時代後期に渡来。雌雄同株。
枝から出た側枝に長さ50ミリ、巾 5ミリほどの鎌形に曲がった平たい葉が螺旋状につくが、2列に並んでいるように見える。
日本古来のスギは、葉が短い三角形のトゲのような形で、枝や若い幹にぴったりくっついてる。
<球果>
<雄花の蕾。これから咲いて花粉を飛散させる。>
スズメノヤリ(雀の槍) イグサ科
名前の由来は、大名行列の毛槍に似ていて小さいので。
花茎の長さは10~30センチくらい。
<葉の縁には白くて長いもじゃもじゃした軟毛がたくさん生えている。>
ツゲ(黄楊、柘植) ツゲ科ツゲ属
雌雄同株で、1個の雌花を中心に数個の雄花が取り囲む。
花びらは4枚、緑色で目立たず、長さ約2.5ミリ。
<虫こぶ(ツゲメタマフシ)>
ナニワズ(難波津) ジンチョウゲ科
別名が蝦夷鬼縛り。雌雄異株。花弁はなくガク片が花びらのように見える。
大阪の難波津とは関係ないようだ。北日本に多く分布している。
初夏には果実が赤く実り、盛夏には葉が全て枯れ落ちてしまう。
<上の画像の拡大>
バンクシア・エリキフォリア ヤマモガシ科バンクシャ属
オーストラリア原産。エリカのような葉をしている。
多数の花が密集した円柱形の穂状花序を枝先につける。
バンクシアの仲間は170種類以上もあるらしい。
この花序の長さは10~20センチだったが、オーストラリアでは50~60センチにもなるらしい。