ゾウムシ類はジュラ紀すなわち2億年前、恐竜の時代に、
ハムシやカミキリムシと共通の祖先から分化し、
”ゾウの鼻のよう”に長い口吻を発達させながら進化してきた。
鼻ではなく口なのだ。
オトシブミやチョッキリの仲間は1億5千万年前にゾウムシから分化したそうです。
クチブトゾウムシの仲間は口吻が太く、細長くない。
さて・・・本当の鼻はどこ?
シロコブゾウムシ(白瘤象虫) ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科
体長15-17mm。
灰褐色で全体にゴツゴツしていて、上翅の後に一対のコブ状の隆起がある。
灰白色の鱗粉で覆われているので灰褐色に見えるが、体表は黒色。
クズ、ハギ、ハリエンジュ、フジなどのマメ科の植物で見られる。
ヒメシロコブゾウムシ(姫白瘤象虫) ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科
体長11-14mm。
シロコブゾウムシとよく似ているが、やや小さく、背中の中央が黒い。
ヤツデ、タラノキ、ウドなどウコギ科の植物で見られる。
*以下の3種の同定に自信がありません。全てリンゴコフキゾウムシかもしれないし、全く違うかもしれない。ご指摘をお願いします。<(_ _)>*
リンゴコフキゾウムシ(林檎粉吹象虫) ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科
体長8-9mm。
翅に青緑色に輝く鱗片を付けている。
広葉樹で見られる。
ミヤマヒゲボソゾウムシ(深山髭細象虫) ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科
体長8-9mm。
青緑色の鱗片が残っていて綺麗である。
リンゴコフキゾウムシに酷似するが、本種は後肢脛節の幅が先へ向かって広がる。
コブヒゲボソゾウムシ(瘤髭細象虫) ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科
体長5-6mm。
複眼の後方がやや盛り上がる。
翅の会合部に沿って鱗片のないものが多いようだ。