サジオモダカ(匙面高) オモダカ科
沼地や浅い池など水中に生える多年草。
草丈60-80センチまで生長する。
花茎には3本ずつたくさん分枝し、その先に花を咲かせる。
花は直径7-8ミリの白色で、花弁は3枚。
葉がさじ(匙)型をしている。
漢方では塊茎を利尿、解熱剤として用いる。
オモダカに花はよく似ているが、葉っぱは全然違う。
サラシナショウマ(晒菜升麻) キンポウゲ科
山地の林内や草原などに生育する多年草。
花序の長さは10-30センチくらいで太い円柱状。
一つ一つの小花に1センチ弱の柄がある。白くて細長いものは雄しべと雌しべ。
白色の花弁状の4-5ミリの萼片と、萼片より小さい花弁は、開花すると早期に落ちる。
漢方では根茎を解熱、解毒、強壮剤として用いる。
サルトリイバラ(猿捕茨)・果実 サルトリイバラ科シオデ属
果実は直径7-9ミリの球形で、冬に赤く熟す。
落葉蔓性低木。雌雄別株。
漢方では根茎を利尿、解熱、解毒、浄血剤として用いる。
シオン(紫苑) キク科シオン属
草丈が2メートルにもなる多年草。
花は、茎の先端部が数本に分かれ、散房状に頭状花を多数つける。
舌状花は淡い紫色で直径2-3センチくらい。
漢方では咳止め、去痰、利尿に用いる。
写真の花は少し盛りを過ぎている。