ヒイラギ(柊、疼木) モクセイ科
常緑小高木、雌雄異株。
葉は硬く、縁には鋭い棘のような鋸歯がある。
花期は11~12月。葉腋に単性または両性の白色の小花を密生させる。
花はキンモクセイに似た芳香があるそうだが、
小雨が降っていたためなのか、ほとんど匂わなかった。
直径約5mmの花冠は鐘形で4深裂し反り返っている。
長い雄しべの花糸が突出し、葯が目立つ。
古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、葉の付いた枝を魔除けとして飾る風習がある。
50年も昔、親指と人差し指で葉の両側の棘を軽く支え、
息を吹きかけて葉をくるくる回すと遊びをしたことがあった。
ナンキンハゼ(南京櫨)の落葉 トウダイグサ科シラキ属
中国原産の庭園樹木で、秋の紅葉が美しい落葉高木。
名前にある
ハゼの木(ウルシ科)とは全く似ていません。
モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸木) スズカケノキ科
1700年頃に、スズカケノキとアメリカスズカケノキをかけあわせて作られた交配種。
明治中期に渡来したとされ、街路樹などに多い。
雌雄同株、雌雄異花の落葉高木。
単にプラタナスとかスズカケノキと呼ぶことが多い。