ツルマメ(蔓豆) マメ科ダイズ属
明るい草地や道端などに生育し、普通に見られる一年草。
葉腋の花序に淡紫色~紅紫色の小さな蝶形花を数個つける。長さ5~8ミリ。
茎は細く、長く伸びて他物に絡みつく。全体に褐色の毛がある。
豆果は長さ2~3センチほどの長楕円形で扁平、
種子の上ですこし膨らみ、熟すと2片に裂開する。種子は2~3個。
ダイズの原種といわれている。
サギソウ(鷺草) ラン科ミズトンボ属(またはサギソウ属)
日当たりのよい湿原の湿地に自生する多年草。
この湿地には自生のトキソウが群生するそうで期待したが、6月頃ということでした。運よく、もう盛りを過ぎたサギソウが数個ポツンと咲いていた。
草丈は普通20~30センチ、高いものは50センチ。
夏に径約3センチの花をつける。花弁は3枚。花弁のうち2枚は立ち上がって基部にある柱頭や葯を囲むように並ぶ。
下側の1枚は唇弁で大きく3裂する。左右の大きな裂片は縁が細かい糸状に裂ける。唇弁の基部から長さ約4センチの袋状の細長い距が下方に突き出て蜜を貯める。
植栽したものや園芸品は見ることはあるが、自生種は絶滅危惧種。
花弁は3枚、唇弁は3裂し左右の裂片は縁が細かい糸状に裂ける。蕚片も3枚。唇弁の基部から袋状の細長い距が下に突き出て蜜を貯める。長さ約4センチ。かなり盛りが過ぎた後姿。緑色の蕚片3枚が見える。枯れた花