アカジソ(赤紫蘇) シソ科シソ属
中国中南部地方原産で、日本には奈良・平安時代に渡来し、
薬用や香味用食品として栽培されたものが野生化した一年草。
草丈は60センチくらい、茎は四角で葉は対生し広卵形で縁に鋸歯がある。
茎葉ともに紫色で全体に甘い香りがある。
秋に花穂が伸びて小さな薄紫色の花を多数つける。
仲間には茎葉が緑色で花が白色のアオジソ、
葉が縮緬状にしわの多いチリメンジソなどがある。
単にシソといえば普通アカジソを指す。
クロコノマチョウ(黒木間蝶) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
前翅長は約35ミリ、開翅長は約70ミリ。
前翅の端が角張り、突起状になっている。
滅多に翅を開かないが、前翅表の上端に大きな崩れた蛇の目があり、
翅裏には小さな蛇の目模様が並ぶ。
昆虫の脚は一般に3対(6本)だが、4本しか見えない。
前脚は退化して、細く短くなって小さく折りたたまれている。
味を感じたりする感覚器官として機能しているという説がある。
茶色一色にしか見えないので、枯葉に止まっていると目に入らないかもしれない。上↑と下↓とは同じ個体です。下は暗い木陰だったのでフラッシュを点灯。
ヤマトフキバッタ(大和蕗飛蝗)・オス
バッタ科(またはイナゴ科)フキバッタ亜科 ミヤマフキバッタ属?
姿はイナゴに似ているが、翅が退化して飛べない。
飛べないのに、不思議なことに広く分布している。
分布した後で、翅が退化したという説もあるが、全地域で同じように退化するのは考えにくい。
ホシホウジャク(星蜂雀蛾)・幼虫 スズメガ科ホウジャク亜科
幼虫はヘクソカズラの葉を食べる。
体長約50ミリ。
仲間のホシヒメホウジャク(成虫は
こちら)など、幼虫写真での区別は難しい。