撮影:6月下旬
ムラサキホウキタケ(紫箒茸) シロソウメンタケ科 シロソウメンタケ属
林内の道端、異様な形ときれいな色合いの物体が目に入った。
薄紫色の枝のような物体、先端は赤い球体がポチっとアクセントになっている。
調べてみると・・・紫色の物体は、管状の子実体で、最大で高さ10センチほどになる。地上部から2~3回分岐してややホウキタケ状になる。森林の腐葉土層に生息し、肉質は非常に脆く壊れ易い。
「ホウキタケ」という名前がつくが、全く関係なく、ホウキタケ科とは別種。
<上はストロボなし。下はストロボ発光。>
キタマゴタケ(黄卵茸)・幼菌 テングタケ科 テングタケ属
幼菌は白色の外皮膜に包まれて卵形。白色の壷と黄色の傘のコントラストが美しい。傘の直径は目測で3センチくらい。
近似種に赤い
タマゴタケがある。
アカミゴケ(赤実苔)またはその仲間 ハナゴケ科 ハナゴケ属
菌類(カビ・キノコの仲間)が藻類を取り込んだ状態で、共生関係にある地衣類。
赤い部分は、「子器」と呼ばれ、地衣が胞子を作る場所。粉芽は高さ約10ミリ。
<先日もどこかの林縁の湿地で見たが、普通に見られるのかもしれない。>
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目蝶) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
草原や林の周辺で広く見られる。前翅長約21ミリ。
翅の裏面に小さな波状の斑紋があり、後翅裏面の眼状紋は5個。
<かなり翅が傷んでいて、痛々しい。>
ヒカゲチョウ(日陰蝶) タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科
前翅長30ミリ。普通に見られるのでナミヒカゲともいう。