撮影:10月上旬(千葉市・大百池公園)
イボクサはこの辺では普通に雑草として見られるらしいが、私は一度も見たことがない。見るのはいつも、花や虫を目的に散策するときだけ。
イボクサ(疣草) ツユクサ科 イボクサ属
全国の湿地や水田に生える一年草。花期は9~10月。
茎は赤みを帯び下部は地面を横に這い、上部は斜上して枝分かれし群落する。
節ごとに葉をつけ、葉腋や茎の先に細い柄を出し、淡紅紫色の3弁花を咲かせる。蕚片も3枚で緑色。高さ20~30センチ。
花柄は長さ2~3センチ、花弁の長さは約5ミリ。
雄しべは6個、長くて葯が青紫色の完全雄しべ3個と、短くて葯が淡紫色の仮雄しべが3個ある。花糸には白い毛がある。
花後に花柄は曲がり、長さ約8ミリの楕円形の果実が垂れ下がってつく。
アブが蜜を吸いにきた。
アカシマサシガメ(赤縞刺亀虫) カメムシ目 サシガメ科 ビロードサシガメ亜科
本州から九州にかけて普通に生息するが、個体数はそれほど多くない。初見。
活動はあまり活発ではない。体長約12ミリ。
クビグロアカサシガメに似るが、クビグロアカサシガメは前胸部が黒い。
刺し針を真横から撮りたかったが、緩慢だが逃げようと動くので撮れなかった。