撮影:5月中旬(山梨県甲州市塩山)
コマドリを待っていると、時おり「チョツィツィツィツィツーチリリリリ」と艶のある囀りが響きわたり、
頭上や背後の梢でミソサザイが飛び交っていた。
ここでもミソサザイに合えるかもしれないと半ば期待していたが、案の定でした。
だめなら麓の不確かなポイントへ行こうかとも考えていたが手間が省けてよかった。体が小さいし地味な体色だし、茂った梢の中で探すのは難しい
林道を横断する電線にも留まってしばらく囀っていた
待ちの退屈紛れに後を振り返ると、高さ1メートルほどの切り株の上にちょこんと留まり囀っていた
ミソサザイ(鷦鷯) スズメ目ミソサザイ科
日本ではほぼ全国に分布している留鳥。全長約11センチ。体重10グラム前後。
主に比較的高い山地で繁殖し、冬期には平地や里山の沢のある林へ降りて越冬する。
全身は茶褐色で、体の上面と翼に黒褐色の横斑が、体の下面には黒色と白色の波状横斑がある。
雌雄同色。しばしば短い尾を上に立てる姿勢をとる。
日本の野鳥の中でも、キクイタダキと共に最小種のひとつ。
味噌色をしているので、ミソサザイのミソは味噌かと思いましたが、ミゾ(溝、小川)の意味だそうです。
囀りの合間に羽繕いも
遠くから聞こえる仲間の声が気になる?