撮影:5月中旬(山梨県甲州市塩山)
上のコマドリポイントから林道を100メートルほど下りると、
谷になっている林内の朽木にキバシリが飛んで来た。
林道から数10メートル奥なので枝葉が被り、しかも手持ち撮影では手振れしてしまい辛い。
しばらく眺めていたら、どうやら朽木の穴に巣があって、餌を頻繁に運んでいるようだった。
餌をくわえて巣の下数メートルの幹に縦に止まり、するするするっと這うように上に登っていった。番いであろう2羽が往復していた(日が陰ると林内は薄暗くなり撮り難い)
虫のような餌をくわえていた
この後、すっぽり穴に入ってしまい見えなくなってしまった
キバシリ(木走) スズメ目キバシリ科
全長13センチ。スズメより小さく細身。雌雄同色。
体の上面は褐色地に白色の斑で、樹皮に似た色をしている。
巣穴の向きが悪く、内部は見えない
腹面は白色、尾は長く褐色。くちばしは細長く下に湾曲している。
日本では低山から亜高山帯の針葉樹林に留鳥として生息する。
幹に尾をつけて体を支え、這うような姿勢で幹を螺旋状に上下し、虫をあさる。
谷底には小さなせせらぎがながれている