撮影:6月下旬(千葉県成田市・坂田ヶ池総合公園)
オオバノトンボソウを撮っていて、ふとクヌギを見上げたら、マメキシタバが多数張り付いていた。
振り返ると、池の端のクヌギの木で、明るく目立つヒカゲチョウが樹液を吸っていた。ヒカゲチョウ(日陰蝶)・樹液を吸飲 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
前翅長30ミリ。
林縁など薄暗い小道を歩くとしばしば見られる。
留まっているときは滅多に翅を開かないが、
表翅は割りと地味。
ヒカゲチョウの上部で腹を見せて樹液を舐めているのはカナブンかな?
同じヒカゲチョウを反対側から見た・・・当たりまえだけど模様は同じ。
上方に樹液を吸っているマメキシタバの裏翅がチラッと見えている。
マメキシタバ(豆黄下羽蛾) ヤガ科シタバガ亜科
前翅は灰色地に褐色の複雑な帯状模様が入っているが、結構変異がある。
前翅の裏側と後翅の表裏は黄色と黒色の縞模様。前翅長24ミリ。
下の3枚は同じ個体。
上とは別の個体で、模様には結構変異がある。
遠目には保護色でわかりにくいが、関心があって近づけば存在に気付く。
ヒカゲチョウの2枚目にチラッと見えるマメキシタバを反対側から撮った。
クヌギなどの樹液によく止まっていて、多数の個体がいることがある。
下の写真では樹皮にとけ込んで判別しにくいが5頭、さらに上のほうにも数頭が見えた。