撮影:7月上旬(神奈川県葉山町)
いろいろな情報を総合すると、サンコウチョウは既に14日以上も抱卵しているはず。
抱卵を撮ってから一週間後、台風襲来前に、雛が孵化しているかどうか確認したくて現地へ行った。
前回は30人以上の老若男女がカメラを向けていたが、今回は10数人以下と少なかった。
雌が巣にしゃがみこんでいたが、ときどき巣を離れては戻ってくるを繰り返していた。ときどき雄もやってきた。抱卵のときは雄も巣にしゃがみ込むが、今回は巣の縁にとまって中を覗き込む仕草が多かった。
もしかしたら雛が孵っているのかもしれないが・・・
残念なことに巣のほぼ真下から見上げているので、雛の姿を確認できなかった。抱卵ならすぐ卵を暖めるのに、縁にとまって中に頭を突っ込んでいた。
どうやら、虫をくわえているようだ。
雛に給餌しているように感じた。
こんどは虫をくわえているのがはっきりと判る。翅がよく見えた。蝶か蛾か?
給餌して餌を探しに飛び立った。
サンコウチョウ(三光鳥)・雌 カササギヒタキ科サンコウチョウ属
夏鳥として渡来し、日本で繁殖する。冬季は中国南部から東南アジアへ渡り越冬する。
雌の全長は尾羽を含めて約18センチ。体長そのものはスズメ大ぐらいである。
顔面部が黒紫色、腹部は濁白色で雌雄はほぼ同色。
アイリングと嘴の水色は雄よりやや不明瞭。
背部と尾部は赤褐色をしている。尾羽は雄よりかなり短い。