撮影:3月中旬(東京都江戸川区・葛西海浜公園)
鳥類園から海浜公園の西なぎさへ向かった。
運が良ければクロツラヘラサギを間近で見られるかもしれないという期待があった。
西なぎさに到着すると、ちょうど干潮のタイミングで、大きく広がった干潟でユリカモメが餌を漁っていた。ユリカモメ(百合鴎)・冬羽 チドリ目カモメ科
全長約40センチ、翼開帳約100センチ。
頭部が白くて目の後方に黒褐色斑がある。
嘴は暗赤色で、先端が黒い個体もいる。
クロツラヘラサギ(黒面篦鷺)・若鳥 ペリカン目トキ科
西なぎさの突堤に白い小さな塊が見えたので、ゴミかもしれないと思いながら双眼鏡を覗いてみた。
クロツラヘラギがいた! 2013年11月から二冬を越冬しての長期滞在だ。
200メートル離れていたが、近づく前に先ずは1枚。消波ブロックの手前で盛んに餌を探していた。突堤の中ほどに重機が入って工事中のため通行止め、突堤の上を歩いて近づけなかった。
止むを得ず、干潮だったので干潟を一直線に歩いて少し近づいた。さらに少し回り込んでみたが、まだ100メートルはあった。長靴ではなかったのでこれが限界。クロツラヘラサギのほうから、少し近づいてきたが・・・残念!クロツラヘラサギ(黒面篦鷺)・若鳥 ペリカン目トキ科
絶滅危惧種。全長75センチ、ヘラサギより小さい。
日本には冬季に越冬のため九州や沖縄などに少数飛来する。
干潟などでヘラ状のくちばしを左右に振りながら採食する。
参考:
採餌(2014.2)
飛翔(2014.2)