撮影:5月上旬(千葉県千葉市・大百池公園)
大百池公園には蛾を撮りたくて行きましたが、期待外れ。花こそ期待していませんでしたが、そこそこに咲いていて、いまどき花もあるんだ~と見直しました。今日はそこで出合ったクモや昆虫たちです。駐車場から池の畔に沿って歩いても、池にはいつもいるオオバンやバン、カルガモさえも居なかった。谷地の田圃のほうにコジュケイやキジを期待したが、これも空振り。
道端のハルジオン(春紫苑)に蝶が止まっていた。モンシロチョウ(紋白蝶)・雄 シロチョウ科シロチョウ亜科
前翅と後翅の前縁が灰黒色で、前翅の中央には灰黒色の斑点が2つある。
前翅の長さ25ミリ前後。翅の開帳45~65ミリ。
谷地を諦めて林の中へ。壁に大きな蛾が翅を広げて張り付いていた。
暗いのでフラッシュしています。(下3枚の画像は背景が汚かったので加工しました。)オオバナミガタエダシャク(大羽波型枝尺蛾)・雄 シャクガ科エダシャク亜科
開帳48~64ミリ。灰色地に灰褐色の細かな模様が入る。
近くの壁に小さな蛾が止まっていた。これも暗くてフラッシュ。
キシャチホコは見たことがありますが、ウスキシャチホコは初見でした。ウスキシャチホコ(淡黄鯱蛾)/初見 シャチホコガ科
開張は雄約45ミリ、雌約50ミリ。
キシャチホコに似ているが、本種は前翅の翅頂が後方に尖る。
シャチホコガ科の仲間は口吻が退化し、成虫は餌を摂らない。
林の出口の切り株に止まっていた。白いのは鳥の糞かな?
幼体は見たことがありますが、成体は初めてです。ヒメホシカメムシ(姫星亀虫)/初見 オオホシカメムシ科
赤褐色で、上翅中央に1対の大きな丸い黒紋を持ち、上翅の下部は黒くなっている。
翅頂付近の小さい黒紋も丸みがある。体長12ミリ。
帰り際に、蛾を撮ったところに寄ってみたら、このクモがいました。
以前、薄い色の若い本種を見たことがあるが、濃い茶褐色の成体は初めてでした。クロスジオチバカニグモ(黒条落葉蟹蜘蛛)/初見 カニグモ科オチバカニグモ属
腹部の横条が比較的明瞭。体長3~4ミリと小さい。