撮影:8月中旬(千葉県長生郡長南町長南・草地)
ホオジロカンムリヅル(頬白冠鶴)曇り空で時たま小雨が落ちてきた。農家の生垣の前で撮っていたら農家のご主人が、立っているのは疲れるからと椅子を貸してくださいました。雨が降ってきたら屋根の下で撮ればいいよとも。
草地の前で座って撮っていたら、こんどは奥様が熱いコーヒーをご馳走してくれました。
ご迷惑をお掛けしているのに、純粋なご親切に恐縮してしまいました。ありがとうございました。草地に降り立ったツルは玄米の餌を食べ水を飲んで一息入れた。
羽繕いしたり
嘴や顔をお化粧したり
鳴いているように見えるが、声は聞こえなかった。
暫くしてゆったりと歩き出し、立ち止まって空を見上げるようにして、鳴きはじめた。
ほとんど嘴を開けずに、喉を膨らませて独特な低い声で、
ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォ、・・・・・
独りぼっちで仲間が恋しいのか、何気なく寂しそうでした。
一頻り鳴いた後、歩き始め、止まっては足をトントンして地面を叩き、一脚歩いてはトントン、また歩いてはトントン。驚いて飛び出してきた小さな虫や爬虫類などを捕まえて食べているらしい。
ホオジロカンムリヅル(頬白冠鶴) ツル科カンムリヅル属
頭頂に麦わらを束ねたような金色の冠羽があり、頬の部分は白い。頚部の羽毛は明るい灰色。
池沼、湿地等に生息する。昼行性で、夜間は樹上で休む。全長100センチ。
雑食で、昆虫類、蜘蛛、甲殻類、小型哺乳類、果実、種子等を食べる。
アフリカ大陸南部に生息し、ウガンダでは国鳥に指定されている。