撮影:3月3日(千葉県松戸市・都立八柱霊園)
オジロビタキの傍らにある、疎らに生えた松林の中、地面には明るい陽光が射しこんでいた。
キクイタダキを探していたら、そこはキクイタダキの通り道だから立ち止まってはダメ!
と常連さんに言われますよ、と親切な?カメラマンさんに言われました。
10人ほどの常連さんと思しきカメ爺・カメ婆さんは我関せずの態でした。
しばらくして、数羽のキクイタダキがエナガやシジュウカラに混じって飛び交い始めた。
現れました、と常連さんにCMさんがご注進。全員でわいわい右往左往したり、立ち止まって見上げたり、
しっちゃかめっちゃかな騒ぎ。通り道って…はるか頭上を飛び交うのに、道を塞ぐなったって、理解不能!
松葉の中を潜るように素早しっこく目まぐるしく飛び回るので、カメラを向けるのが間に合わない。
姿を捉えてもピントが合わず、ピントが合っても手振れや被写体振れで、ボケ写真の量産でした。
キクイタダキと曲がりなりにも識別できる写真を選びました。全長約10センチ、翼開長が約15センチ。
松葉が一部くぼむように枯れていて、その中に入り込んで、安心したのかしばらく留まっていた。
まさに、頭隠して尻隠さず。
目のまわりが白く、翼に白い帯。
松葉の中を潜るように素早しっこく目まぐるしく飛び回る。
寄りかかっていた樹上に突然飛び移ったので、あわてて真上を見上げて撮った。
頭頂に黄色い小菊を載せたように見えるので菊戴き(キクイタダキ)。
キクイタダキ(菊戴) キクイタダキ科(従来はウグイス科)
日本最小の鳥で全長約10センチ、翼開長が約15センチ。体重は5円硬貨より軽く3~5グラム。
目のまわりが白く、翼に白い帯。
雄の頭頂は黒色の中に黄色があり、更に頭頂の真ん中は赤い。
雌の頭頂は黒色の中に黄色があり、頭頂の赤色はない。
春から夏に北海道と本州中部以北の高山で繁殖する。
秋から冬にかけては低地や暖地の林でも見られ、松や杉など針葉樹の上部を中心に採食する。