撮影:6月10日(千葉県市原市・市原市民の森、別称「いちはらクオードの森」)
思いがけず、サンコウチョウを近くで眺めることができた。しかし、蝶や蛾、その他の昆虫類はほとんどいなくて寂しい限りだった。数年前まではもっとたくさんいたのに、どうしてかな。
市民の森を出て、ヤマセミのポイント養老川へ向かった。日中の1時という時間だったせいか観察者は皆無で、ヤマセミの姿も見えなかった。夕方まで気長に待てる性分ではないので、あきらめて即退散した。サンコウチョウ(三光鳥) カササギヒタキ科サンコウチョウ属
繁殖期の雄の全長は尾羽を含めて約45センチだが、尾羽がさらに長い個体もいる。
アイリングと嘴は明るい水色。小さな冠羽がある。
サンコウチョウは雄、雌が交代でときどき巣にしゃがんでいた。
巣のある場所は枝葉が重なり暗いので、三脚なし手持ちでは、一度眼を離すと再び探すのに苦労した。
巣に座る雌
巣に座る雄
巣を覗く雄
巣を離れることが多かった。
巣作り中かと思ったが、写真を拡大してみると餌をくわえていた。雛が孵っているのかもしれない。
ハンミョウ(斑猫) ハンミョウ科
体長は約20ミリ、頭は金緑色、前胸は金赤色で、前後が金緑色に光る。
上翅は黒紫色で赤銅色の横帯と白色の横紋がある。
キガシラオオナミシャク(黄頭大波尺蛾) シャクガ科 ナミシャク亜科
本州以南亜種。開張51~60ミリ。前翅長約29ミリ。
体と前翅前縁根元近くが黄橙色。
スジグロシロチョウ(条黒白蝶) シロチョウ科
前翅長25~35ミリ。翅脈に沿って黒いスジがあるように見える。