撮影:7月3日(松戸市・千駄堀)
広い広い芝生も池も森も、広すぎる!
タシロランはどこに咲いているのかな。園内を熟知するほど訪れてはいない。くまなく探したら疲労でダウンしてしまいそう。薄暗くてじめじめした湿地。人があまり立ち寄らないところ。
いろいろ思いつく場所をイメージしながら、ゆっくりと進む。
ここはどうかな、あるといいな、近づいて行った。なんと、目の前に咲いていた。しかも群生して。周囲を見回すと数か所にも群れて咲いていた。タシロラン(田代蘭) ラン科トラキチラン属 (初見初撮り)
常緑樹林内に生える葉緑素を持たない白黄色を帯びた腐生植物。
学名:Epipogium roseum
環境省レッドデータ:準絶滅危惧(NT)
千葉県レッドデータ:絶滅危惧II類
鱗片状の葉をまばらにつけ、花期には高さ10~60センチになる。
茎は中空、直径3~7ミリの円筒形で、直立する。
花は下部から開花し、2~16個、下向きにつく。
唇弁は広げたとき、長さ8~12ミリ、幅6~7ミリの広卵形、紅紫色の斑点がある。
縁は微細な鋸歯状になる。
唇弁の基部にある距は長さ3~5ミリ、幅1.5~2.5ミリ、円筒状の長楕円形、先が丸く、子房側に突き出る。
子房は長さ5~7ミリの惰円形で、6脈がある。