撮影:6月26日(成田市・坂田ヶ池総合公園)
葉っぱに艶々した綺麗なツユムシが止まっていました。
じっとしていて動きません。幼虫は見たことがありますが、成虫は初めてです。
アシグロツユムシ(脚黒露虫) キリギリス科 <成虫は初見>
林縁の樹上や草むらで見られる後脚の脛節が黒いツユムシ。
成虫は頭の先から翅端まで30ミリくらい。
池に突き出た枯れ枝の先にウチワヤンマが飛んできて止まった。
腹部の先にヒレのようなウチワのようなものがある。
見覚えのあるウチワヤンマです。
ウチワヤンマ(団扇やんま)・オス サナエトンボ科
腹端近くの左右に縁が黒く内側の黄色い団扇状の張出しがある。体長70ミリ。
雄は水面に飛び出ている棒先や草の先に止って縄張りをはる。
止っている時は、前脚を複眼と胸部の間にたたんで格納し、中脚と後脚だけで止る。
千葉県のRDB指定:準絶滅危惧種
薄暗い林の中の小道を歩いていると、数メートル先にハグロトンボが現れた。
歩き始めると付かず離れず前を飛び、まるで道案内をするようでした。
ハグロトンボ(羽黒蜻蛉)・オス カワトンボ科
体長60ミリ、後翅長40ミリ。
♂は翅が黒褐色で体は金属光沢のある緑色。♀は体が茶褐色に近い。
真っ黒な羽をヒラヒラとゆっくり羽ばたかせ、舞うように飛ぶ。
翅を閉じてとまり、時々思い出したように開閉している。
湿地や水辺近くの暗いところが好きらしく、明るいところになかなか出てきません。
草の先っぽに一見ムギワラトンボに似たトンボが止まっていました。
似ていますが、翅の先の斑紋が違っています。
ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)・メス トンボ科アカトンボ亜科
体長は45ミリ程度。翅の先端に褐色の斑紋がある。
赤とんぼの仲間ですが、このトンボは赤くなりません。
太~い幹に擬態するように止まっていました。
どうやら仲良く?交尾しているようです。
カメラを近づけたら逃げられてしまいました。
お忙しい所をお邪魔して申し訳ありませんでした。
サキグロムシヒキ(先黒虫引)・交尾 ハエ目ムシヒキアブ科ムシヒキアブ亜科
体長約24ミリ。腹部は黄褐色で腹先端(交尾器)が黒い。