撮影:7月2日(成田市・坂田ヶ池総合公園)
梅雨はさすがに雨がうっとうしいですね。
散策に行きたくても、傘を差していては写真も撮れないし、
だいいち肝心の虫たちは隠れてしまっています。
こういうときは、どこに避難しているのでしょうね。
ただ単に、葉っぱの裏に止まって、じっと息をひそめて、
ただひたすら雨が上がるのを待っているのでしょうか。
ごく小さな花ですが、初めて見たような気がして、撮ってみました。
息をするだけでも身体が揺れて、ピント合わせに手こずりました。
ミツバ(三つ葉) セリ科 <初見初撮り>
茎は直立してよく分枝し、無毛。草丈は30~80センチ。
葉は互生し、3出複葉、葉柄が長い。
葉柄の基部は縁が膜状になり茎を抱く。
小葉は長さ3~10センチの卵形、無柄、縁に鋸歯がある。
花は疎らに付き白色~まれに淡紅紫色、直径約2ミリ。花弁は5個。
どこでも見られる花ですが、花が少ない中、輝いているように見えました。
ヒメヤブラン(姫藪蘭) キジカクシ科
野原などに生える小形の常緑多年草。
葉の長さは15センチくらいで、幅は2~3ミリ。
花茎は10センチで、上方に10個ほどの花を総状につけるが、まばらに咲く。
花の直径は6ミリで淡い紫色または白色。
どこにでもたくさん群生していますが、特に綺麗そうな花を撮ってみました。
ドクダミ(毒溜) ドクダミ科
あまり陽が当たらない湿った土地に生えていて特有の臭気がある。
毒を溜め込んでいるような名前だが、もともとは「毒矯み」(毒を抑える)から来ている。
ドクダミ自体に毒はない。
4枚の花弁に見える白色の部分は総苞で、棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。
本来の小花には花弁も萼もなく、雌しべと雄しべのみからなる。
花が終わってしまったのが5~6株、蕾を付けていたのはこの一株だけでした。
この時から、すでに何日も経っていますので、もう花は終わっているでしょう。
コクラン(黒蘭)の蕾 ラン科
低山の常緑樹林内に生え、ある程度以上茂った薄暗いところで見かける。
葉は互生で2~3枚、互いに接近してつくので、対生しているように見える。
普通種ですが、辺りにはこの一本だけでした。
ハエドクソウ(蝿毒草) ハエドクソウ科
山地、丘陵地の林縁に生える多年草。高さ30~70センチ。
茎には下向きの短毛が生える。
花は長さ約5ミリ、白色で極く淡い紅紫色を帯びる。
別名ハエトリソウ(蝿捕草)ともいう。
群生していましたが、蕾を付けていたのが数株、
咲いていたのはこの一株だけでした。
ヤブコウジ(藪柑子) ヤブコウジ科
地下茎で増えていくので、明るい場所では群生して密な群落を形成する。
花は直径7ミリで、花冠は5つに分かれ、雄しべも5本。
花冠には小さな紫色の斑紋が点在する。
通常は群生して咲いていますが、ここでは1本だけポツンと咲いていました。
花穂もほとんどねじれていないように見えます。
ネジバナ(螺子花) ラン科
別名:モジズリ
巻き付くようにラセン状に小さな花が咲いています。
淡い紅色が可愛いですね。