撮影:8月22日(千葉市・泉自然公園)
駐車場から少し歩くと、谷戸にかかる真っ赤っ赤に塗られた「いずみ橋」の袂に差し掛かる。
小さな潅木の葉っぱに青紫色の蝶々がひらひらときて止まった。
普通に見られるムラサキシジミでした。
止まると翅を閉じてしまうことが多いが・・・。
珍しく翅を開いたまま、葉っぱの上に長く止まっていた。
この猛暑のなか、直射日光を浴び続けていても平気なのだろうか。
翅の表が青紫色に輝いてとても美しかった。
ムラサキシジミ(紫小灰蝶) シジミチョウ科ミドリシジミ亜科
前翅長約18ミリ。
真っ赤っ赤な「いずみ橋」を渡り始めて、下を見ながら真ん中辺りまできたら、
瑠璃色の小さなカワセミが橋の真下から現れて、小さな木の枝に止まった。
カメラを向けると、少し離れた木に飛んで行って、見えなくなってしまった。
カワセミ(翡翠) カワセミ科
全長17センチ。
休憩小屋の天井にピタッと止まっていた。
日中は身動き一つしない。
キシャチホコ(黄鯱蛾) シャチホコガ科
前翅長約21ミリ。
前翅の翅頂から翅の根元にかけて暗褐色の条がある。
キシャチホコと同じく天井に止まっていた。
よく見かけるドクガの仲間だ。
ゴマフリドクガ(胡麻振毒蛾) ドクガ科
前翅長約14ミリ。
前翅は黄色く、褐色~黒褐色の斑点が、胡麻を振ったように付いている。
脚や頭部などに毛がふさふさしている。
腹部の両側に白い繭のような塊が2個くっついていた。
ヒグラシとセミヤドリガ
ヒグラシ(日暮)のオスはカナカナと鳴くので、「カナカナ」の俗名がある。
白いのはヒグラシというセミの腹部に外部寄生しているセミヤドリガ(蝉寄生蛾)の幼虫。
ヒグラシは翅を除く体長は30ミリぐらいなので、
セミヤドリガ(蝉寄生蛾)の幼虫の大きさは10ミリぐらいだろうか。