撮影:4月9日(千葉市・泉自然公園)
華奢で弱々しく見えても、力強く世代を重ねて繁茂している花々たちです。
タニギキョウ(谷桔梗) キキョウ科
各地の丘陵地や山地の湿った木陰に生える多年草。
花は白色で5深裂し、花弁の長さは5~8ミリ。
葉は卵円形で径1~2センチ。
弱々しくて小さく、とても可憐です。
草丈10センチ前後で茎が細く弱々しい。
茎は細くて柔らかく弱々しい。
ヒメウズ(姫烏頭) キンポウゲ科
低山や丘陵の林内、林縁に生える草丈20センチほどの多年草。
花は径5ミリで、淡い紅色を帯びた白色、茎の先に1個ずつ下向きに咲く。
花弁のように見えるのは蕚片で、距は極めて短い。
本来の花弁は蕚片の内側にある。
駐車場の近くにある小高い土手の上や斜面に、
か細い茎を伸ばして繁茂していました。外来種です。
マツバウンラン(松葉海蘭) ゴマノハグサ科ウンラン属
草丈の高い草がない道端や芝生地などに生育する1~2年草。
アメリカ原産の帰化植物で、日本で初めて確認されたのは1941年の京都。
細い茎を直立させ、先端に淡い青紫色の唇形花を穂状につけ、花径6~8ミリ。
草丈が60センチほどになり、茎の径1ミリほどで、幅1~2ミリの細い葉をつける。