撮影:2021.09.07(千葉市・加曾利貝塚縄文遺跡公園)
原っぱは一面花盛り、可愛い桃色のツルボがいっぱい。
翅が欠けた痛々しいアカボシゴマダラが哀愁を漂わせていた。
道を挟んだ林縁、笹の葉っぱにコジャノメが日向ぼっこしていた。
近くにはヒメウラナミジャヤノメもご休憩。
季節柄?黄昏れた蝶ばかりでした。
ツルボ(蔓穂) ユリ科(またはヒアシンス科) ツルボ属
山野の日当たりの良いところに生育する多年草。
秋の初め頃から30センチほどの花茎を出し穂状花序をつけ咲きはじめる。
淡い紅紫色の小さな花がびっしりつき、花冠の直径3~4ミリで平らに開く。
傷ついて、ツルボの花園を眺めていたアカボシゴマダラ。
アカボシゴマダラ(赤星胡麻斑蝶) タテハチョウ科コムラサキ亜科
開翅長45~75ミリ。
普段は翅を閉じているのに長雨が久しぶりに上がった所為か、翅を思い切り開いていた。
下翅には蛇の目がほとんど見えません。
コジャノメ(小蛇目蝶) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
似ているヒメジャノメより、暗く地味に見える。
東北以南に分布し、前翅長は25ミリ前後。
雑木林などに多く、暗い所を好む。
翅表では前翅の大小2紋以外は不明瞭。
ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目蝶) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
開張は約45ミリほど。
左翅は裏から光が当たって、波模様が透けて見えている。