コウホネ(河骨) スイレン科コウホネ属
浅い池や沼などに生える多年生の水草。
水底の泥の中に白くて太い地下茎があり、白骨に似ているらしい。
花は6~9月にかけて、長い花茎の先端に1個だけ輝くような黄金色の花を咲かせる。
5枚の花弁状のものは蕚で、その内側にある多数のリボン状のものが花弁。
中心部に雌しべがあり、その周りを多数の雄しべが取り囲んでいる。
花径は4~5センチ。
日本ではヒメコウホネ、オグラコウホネ、シモツケコウホネ、ネムロコウホネ、
変種のオゼコウホネなどいくつかの種類があるが、その区別はかなり難しいらしい。
<蕚の外側は一部緑色、上と下3枚の撮影は5月中旬>
水上葉は長い葉柄とやや細長い葉身をつける。やや厚くて深緑色、表面に艶がある。
<つぼみ、撮影は4月中旬>
<まだ花茎が伸びていない、撮影は4月中旬>
<花色が赤色になるものはベニコウホネと呼ばれ、コウホネの変異種。
開花直後は黄色だが、2~3日で黄色から紅色に変化していく。撮影:5月中旬>