また虫のシリーズです。虫嫌いのかたは御容赦を…
イチモンジカメノコハムシ(一文字亀子葉虫) 甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科
円形に近い楕円形で、周辺部が透明、体長8~9ミリ。
甲羅状のものは、前胸と前翅の周辺が板状に伸びたもの。
全体に黄褐色で艶があり、胴体を覆う背中の部分は濃い褐色。
透明部分の後方左右には、濃褐色の紋が足を広げたように突出している。
先日のジンガサハムシは前方左右にも突出した斑紋があったが、本種にはない。
食草はムラサキシキブ、コムラサキなどの葉。
ヒメカメノコハムシ(姫亀子葉虫) 甲虫目カブトムシ亜目ハムシ科
胴体中央部は黒褐色、周縁部は半透明の薄い褐色で、体長6ミリ前後。
周縁部には手足を広げたような斑紋の突出部はない。
本種の変異種と言われてきた酷似イノコヅチカメノコハムシとは、
研究者間で別種とする説が有力になりつつあるようだが、未だ定着していないようだ。
食草はイノコヅチ、アカザなどの葉。